SIerの中でも高年収でよく話題になる野村総合研究所。なぜこんなにも高年収なのかを筆者独自の見解で推測してみました。
野村総合研究所とは?
日本の最大手シンクタンク、コンサルティングファーム、システムインテグレータ(SIer)の顔を持つ上場企業になります。
メディアでは野村総研、ビジネスではNRIと略されて呼ばれることが多いです。
野村総研の特徴としてはなんといっても平均年収が高いこと。SIerの中でも群を抜いて高年収となっております。
以下がここ数年の平均年収となります。
- 平成29年 1,166万円
- 平成28年 1,151万円
- 平成27年 1,156万円
- 平成26年 1,089万円
30代前半で年収1,000万円になるとの話もあり、一般的サラリーマンからしたら高嶺の花ですね!
年収が高くなる要因
今回はシステムインテグレータ観点から、筆者独自の見解をもとに推測させて頂きます。
※あくまでも筆者独自の見解のため、鵜呑みにしないようお願い致します
提案するシステムの料金が高い
野村総研には高偏差値大学から優秀な人材が多く入社します。
優秀な人材に、野村総研マインドが加わることで、他社SIerと比べて優れた提案が可能となります。
システム導入を検討しているユーザー会社としては、他社SIerよりも高価格だが提案が優れている野村総研を選びたくなるのだと思います。
そのため野村総研の提案は高価格=1人あたりの人件費が高い、ということになり、必然的に1人あたりの年収が高くなるのではないかと推測します。
システムの保守費用が高い
上記でもお話しましたが野村総研のシステムの提案は高価格になります。
一般的にシステム保守費用は、システム開発費用の20%程度となることが多いです。
そのため野村総研の保守費用は必然的に高くなります。
常にプロジェクトにアサインされる
SIerでは1つのプロジェクトが完了すると、次プロジェクトにアサインされるまで余暇を与えられることがあります。
これはプロジェクトが忙しかったことへのケアであったり、次プロジェクトが決まっていなかったりといった理由から起こります。
しかし野村総研はプロジェクトが完了すると、次プロジェクトへのアサインが早いのだと推測します。
理由はわかりませんが、依頼されているプロジェクトが多いからか、人員配置計画が素晴らしいからなのかなと思います。
次プロジェクトへのアサインが早いと、当然ムダな人件費が少なくなるため、コストが最小限となるり利益率が向上します。
営業という職種がない
通常、SIerには営業職とシステムエンジニア職(SE)が存在します。
しかし野村総研の新卒採用募集要項を見ても営業職の募集がありません。
野村総研のシステムエンジニアは、他SIerのシステムエンジニアと比べてトークができる人が多く、システムエンジニアが自ら顧客折衝しているのではないかと思われます。
そうすることで営業・システムエンジニア間の調整が不要となり、顧客の要件をダイレクトに聞いて提案することができるので、認識違いによるムダが発生しなくなります。
まとめ ~なぜ野村総合研究所の年収は高いのか!?~
これらの要因があり、野村総研の利益率が高くなり、年収が高くなるのだと筆者は推測します。
再三になりますが、本記事は筆者独自の見解のため、おもしろ半分で見て頂けると幸いです。
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